筍の炊き込みご飯!
昨今、農業技術の進歩により、
ほとんどの野菜や果物は年中食べる事が出来る事になり、
旬という季節感が薄れつつある。
しかし、掘りたての筍は、この時期にしか食べられない野菜。
竹冠に旬と書く「筍」は、文字通り「THE 旬」な
数少ない食べ物である。
今回は、惣菜部から、大きな寸胴鍋で茹でた筍の差し入れがあり、
さっそく、「筍の炊き込みご飯」を作ってみた。
まず、米を洗ってざるに上げておく。
調味料は、だし汁、みりん、塩、薄口しょうゆを混ぜておく。
油揚げは5㎜角に切る。
フライパンに油を入れ、桜エビを弱火で炒め、
香ばしさを出し、カリッとさせる。
茹でたイチョウ切りの筍を入れ、
油が全体に回る程度に炒める。
鍋に米、調味料を入れ、
その上に具材をのせる。
ポイントは米と具材を混ぜない事。
混ぜると炊飯中に米の対流を邪魔して、
炊きむらの原因になる。
鍋を火にかけ、沸騰したら弱火で10分、
蒸らして、10分で完成!
薄味だがコクがあり、香りと食感が最高。
小口切りのネギをのせ、茶碗2杯はぺろりといける。
by石塚
大根ハンバーグ!
「大根ハンバーグ」と言っても、
大根おろしを添えた和風ハンバーグではない。
大根を千切りスライサーでおろし、
塩でもんで、水分をしぼる。
それをカットし、豚ひき肉と一緒にボウルに入れる。
調味料は、片栗粉、ゴマ油、鶏がらスープの素を入れ、
粘りが出るくらい、しっかり混ぜ合わせる。
火が通りやすいように、5㎝の平たい丸型にして、
フライパンで両面を焼いて、出来上がり。
じわーと肉汁が出ることはなく、
ごく普通のハンバーグだが、なんか懐かしい味がした。
思い出したのは、高校時代3年間、
母が作ってくれた弁当の味。
あまり料理が得意でなかった母の作る弁当は、
アルミの弁当箱の蓋を開けると、
茶色一色で彩りがなく、ちょっと残念な感じだった。
その中にかなりの頻度で登場したのが、「マルシンハンバーグ」。
この味に良く似ている。
今も売っているので、買って食べてみた。
当時はラードでコーティングされていたが、
レンジ調理に対応して、油脂の量を減らしている。
弁当箱の中で冷えて、脂で白くなったハンバーグが脳裏に浮かぶ。
by石塚
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